グリフィンドールに入りたい

主に本や映画の感想を書こうかと。プライベートについてどれくらい書くかは思案中。

鈴木先生ってひょっとしてネトウヨじゃね?

映画『鈴木先生』をレンタルして見た。ドラマ版はリアルタイムで見ていたし、ドラマ視聴後にマンガも全巻購入していたのだが、しばらく鈴木先生からは離れていたので、久々の鈴木先生だった。約二年ぶりに鈴木先生の世界を触れてみて改めて鈴木先生の面白さを実感した。

 

で面白く感じる理由は、ストーリーの面白さもさることながら鈴木先生の考え方に共感するところが非常に大きいからなんだよね。何故なんだろうか。アンチ日教組教育っぽいから???煩悩を抱えた等身大の主人公だから???

 

率直に言って、鈴木先生ってネトウヨのように見えました。

そう。ネトウヨ

 

 

ネトウヨって言っても、もちろん在特会だとかヤフコメに巣食うような人とは違う、理知的で常識人のネトウヨ

 

基本的には戦後学校教育の理想に従う先生だとは思う。だけど、戦争を絶対悪と捉えるような平和教育には不満を持ってそうだし、横並びの教育は嫌いだろうし。。。

ナショナリズムを否定することもなさそうだ。

これってネトウヨっぽくない?

 

ネトウヨってさ、戦後民主主義教育の申し子なんだと思うんですよね。基本的にはリベラルで、自由や人権だとか世界平和の理想はサヨクと共有している。

じゃあ、サヨクと何が違うかっていうと、ナショナリズムを否定しないことと中国や韓国への眼差しが厳しいこと。

中韓への見方が険しい理由って何でしょうね?当然、日本と敵対しているからという理由はありますよね。ただ、それだけじゃなくて、両国には日本で保障されているような自由な教育や平等な社会がないように思えることも一因でしょう。共産党一党独裁の中国は言わずもがなですが、韓国だって、反日教育やマスコミの反日キャンペーンは凄まじいものがあります。格差社会も日本以上のものです。これって戦後の日本人の理想からすると、かけ離れたものですよね。

 

自由で平等な社会が素晴らしいと教えられてきた戦後の日本人からすれば、反感を覚えてもしょうがないのではないでしょうか?

今までは、過去の負い目や、国力の差から、大目に見ていただけで。

 

 戦後教育の価値観を信奉していながらも(常識人の鈴木先生は、その前提は崩さないと思う)、従来の模範解答には頼らず生徒と一緒に答えを見つけようとする鈴木先生は、ネトウヨと非常に近い結論にたどり着くのではないだろうか。